芭蕉布(ばしょうふ)

「芭蕉布(ばしょうふ)」は100年以上の歴史を持ち、技術を継ぎ、国の重要無形文化財に指定されています。

原料である糸芭蕉を育て上げ、そこから繊維を取り出し、コツコツと糸をつくります。

糸に撚りをかけ絣を結び、染め、一反の布に織り上げて、仕上げの洗濯という作業をしてやっと出来上がります。

芭蕉布の特徴

着尺一反を織るには、糸芭蕉の木が約200本必要です。原料である糸芭蕉を育て上げることから始まり、原木を剥ぎ、そこから繊維を取り出します。

苧引き(うーひき)という苧(糸芭蕉とその繊維)をしごいて不純物を取り除く際には、柔らかいものは緯糸に、硬いものや色のついたものは経糸に分けていきます。

そして糸に撚りをかけ絣を結び、染め、一反の布に織り上げて、仕上げの洗濯という作業をしてやっと出来上がります。

苧引き(うーひき)という苧(糸芭蕉とその繊維)をしごいて不純物を取り除く際には、柔らかいものは緯糸に、硬いものや色のついたものは経糸に分けていきます。

染料も全て「テーチ(車輪梅)」や「エー(琉球藍)」など、沖縄の自然にあるものから作り出されますのでなんとも言えない素朴で深い味わいが生まれるのです。

芭蕉布は1着完成するまでに半年かかる

このように一反が織りあがるには大きく分けて20以上の工程があり、完成まで半年ほどかかります。

糸芭蕉から繊維を取り出し、根気づよい作業と繊細な手仕事を経て、糸を作り、織る。

すべてを地元で採れる自然の材料で、今でも昔と変わらない手作業の中で生みだされる「芭蕉布」。

沖縄では袖を通して、ようやく夏の訪れを感じるといわれるのが芭蕉布です。

希少価値の高い芭蕉布は「夏」の最高級織物として着物通“憧れ”の逸品です。