越後上布(えちごじょうふ)

越後上布は落ち着いた色調と光沢が魅力の織りものです。

原材料である苧麻は、細いほど織りあがった時の艶がよくなりますが、細く均一な苧麻の糸を作るのには1ヶ月以上かかります。そしてできあがった苧麻の糸を使い、昔ながらの地機で織る作業にさらに3ヶ月以上を費やし、仕上げに雪晒しを行うことで完成です。

漂白作用のある雪晒しをすることで白地はより白く、色は落ち着きを持つとともに、繊維がやわらかくなって肌触りも良くなります。

このように越後上布は、出来上がるまでに多くの職人たちの手間が加わっているので、再高級織物としての評価を得て、1955年には国の重要無形文化財の指定を受けています。