江戸更紗(えどさらさ)

15世紀、日本では室町時代の頃、インドから更紗は日本へと伝わりました。手描きや木版などで描かれたインドの更紗とは異なり、日本では型紙を用いた独自の発達を遂げ、それが江戸更紗(えどさらさ)だといわれています。

そこに描かれる模様は異国情緒に満ち、しぶき汁などで下染めをした布の上に何版もの色を重ねていく更紗の美しさは、時代は変わっても国内のみならず、世界中の人々を魅了してきました。

空間をみせる日本の着物にあって、空間を埋め尽くすのが特徴である更紗。

曼荼羅(まんだら)の色である、天・地・風・水・火の5色の染模様にあり、異国情緒を漂わせながら、しかも深い渋みのある味わいを持っています。