郡上紬(ぐじょうつむぎ)

着れば着るほど着心地が良い!と、全国のきもの愛好家に最も評判の高い郡上紬(ぐじょうつむぎ)は、春まゆをつむぎ、草木で染めて、どの段階でも全く手ぬきをせず、ひたすら誠実に丹精こめた手織りの織物です。

郡上紬には独特のあたたかみがあります。

蘇芳・コチニール・茜の赤・苅安の黄・阿仙の茶、それに光るような藍、それらのあたたかさ、それらの色―。

美しく、強く、あたたかい色を出すためには、染材と時間をたっぷりかけて、くり返し、くり返し染めます。

昔は茜100回、藍100回ともいいました。

郡上紬が堅牢で、着るほどに、洗うほどに、深みとつやを増す一つの秘密はここにあるのです。