引箔(ひきはく)

「引箔(ひきはく)」は、緯糸(よこいと)と共に箔を織り込む技法のことです。

三椏(みつまた)や楮(こうぞ)で作った和紙に目止めをし、その上に金箔、銀箔、プラチナ箔、真珠、らでん、漆など大変高価な素材を使ってさまざまな柄を作ります。

一寸巾(約3cm)の箔を、90~100本、実に0.3mmほどの細さに裁断し、それを緻密に織り込んで柄をあらわします。

柄箔の場合、1本でも順序を間違えたり欠落したら柄は崩れてしまいますので、緯糸1本1本に神経を集中させなくてはなりません。