伊兵衛織(いへいおり)

着物ファンのなかでも幻の逸品
伊兵衛織 (いへいおり)は出荷できない「玉繭」を使い、座繰りという道具で手作業で紡いで合糸するため、通常より4倍ほど太く、節があって均一でない糸になります。

伊兵衛織はこの座繰り糸の特徴を生かすよう、遠州の木綿を織るのに使われた手織機を使ってゆったりと織り上げていきます。

着物ファンのなかでも幻の逸品として知られており、その希少性は高まるばかりです。

紬は糸のゆとり、布のゆとりで空気が自然に出し入れされ、使ううちにだんだん体や動作にやわらかく添っていきます。

5年、10年と時を経過するに従って一般の紬とは着心地がまったく違って、使うほどに魅力が増してきます。

お色は黒色と茶色の二色でシンプルにまとめることで、織の美しさが際立っています。リズミカルな紬の節感が伊兵衛織ならではの味わい深い魅力をあらわしています。