鹿の子絞り(かのこしぼり)

鹿の子絞り (かのこしぼり)は、模様が子鹿の背中の斑点に似ていることから名付けられました。

鹿は神様の使いと信じられており、また安産なため、女性の護符のような役割とともに晴着に喜ばれ使われてきました。

我が子をおもう特別な想いは「しぼり」や「結い」という行為の中に凝縮され、時代を越えて装われてきたようです。

丁寧に手作業で一つ一つ括り、絞り染めされた豪華な総絞りのお着物です。

かつては奢侈禁止令の対象とされた歴史を持つ絞りは、いつの時代も女性の永遠の憧れとされてきました。

ふっくらとした絞りに優しく包まれる感覚は和装ならではの素晴らしいものです。