からむし織

からむしはイラクサ科の多年草で苧麻とも言われます。繊維を青苧と呼んでいます。

国産の苧麻からの糸のみを使用して、昔ながらの「こんにゃく加工」を施した独特の素朴な風合いには、本物だけが持つ独特の味わいがあります。

福島県指定重要無形文化財

からむしを原料とする上布の生産地では、越後(越後上布・小千谷縮布)や宮古(宮古上布)、石垣(八重山上布)などがあり、昭和村は本州における唯一、上布原料の産地となっています。

福島県昭和村で600年以上前から栽培されており、栽培及び苧引きは国の選定保存技術に指定されています。

福島県昭和村

「からむし織」はこの細かく強靭かつ吸湿性に富む厳選されたカラムシを使用し、真心を込めて丹念に手織りしました。

織り上げるのに高度な技術が必要とされますが、通気性、吸湿性、肌触りが良いのが特徴で、ヒンヤリとした肌触りは夏の装いには最高です。
自然の恵みの豊かさが糸から伝わる、大変素晴らしい作品です。

からむし織の帯

こちらの黄色の帯ははシャリっと心地よい手触りに赤と緑色の縞模様を通し、蝉にもみえる幾何学文様を配した
お洒落なデザインです。

貴重なからむしの素材感を愉しむ、まさに通好みの仕上りです。