唐織(からおり)

唐織 (からおり)は古くより武家の重要な儀式や、日本が誇る伝統文化「能」の衣装に使われており、現代の錦の最も豪華な織物といわれております。

華やいだ席に映える着姿にフォーマルなお席やパーティーシーンでも豪華さで着姿の美しさを更にアップさせてくれます。

唐織は錦地の中で最も高級とされる織物

西陣を代表する織物「唐織」は綾織地の上に多彩な色糸を使い、柄を刺繍のように縫い取りで織り出す技法で、錦地の中で最も高級とされる織物です。

古くは将軍など限られた人の装束や能衣装として用いられており、十二単に象徴される女房装束の唐衣や表着(うわぎ)、小袿(こうちぎ)などにニ陪織物、唐織物、浮織物などが使われていました。

これから能装束の唐織のもととなり、現代の唐織へと発展していきます。現代でも能の女役の上着類は見事な唐織です。

経糸は2400本羽二重、横糸は一寸間に90越以上打ち込まれています。尚、それ以下の経糸打ち込みは唐織とは呼びません。

本物の唐織の最大の特徴は、土台になる錦地が生糸の経糸を使った薄い生地で織られ、そのことによって上絵の浮織がレリーフの様に表現されて出来上がることにあります。

それにより織上り品が軽くなるのと同時に、しっかりとした張りのある物になり、長時間のご使用が苦痛にならない安心感が生まれるのです。