宮古上布 その2

宮古上布 その2

お着物通の夏の憧れである宮古上布は、希少価値がかなり高く、なかなか手に入らない逸品でございます。

宮古上布は沖縄県宮古島産の上布で、越後上布とならび夏着尺地の双璧とされています。
手績み本来の素朴なあたたかみ、麻とは思えないほどのしなやかさ。
そして、ハリのある強さ。
どこをとっても申し分のないすばらしい一反でございます。

袖を通せば違いがわかります。
宮古上布の大きな特徴の一つが糸です。

織りに使用される糸は、全て手績みの苧麻の糸でなければならないという規定があります。
機械で紡績した糸を使うと、それは宮古上布と呼ぶことが出来ないのです。

「糸績み」「絣締め」「染色」「織り」「砧打ち」という

全て人の手による工程を経て、一反の「宮古上布」が織り上がります。
まさに重要無形文化財の名にふさわしい大変手間のかかった織物です。