夏久米島(なつくめじま)

夏久米島(なつくめじま)は、日本に数ある紬の故郷である久米島から生まれた作品です。500年もの長い歴史の中で伝統的な技術、職人の情熱が代々受け継がれてきました。

蚕から取った真綿でつむいだ糸を原料糸として、主に車輪梅(ティカチ)、サルトリイバラ(グール)、泥(媒染)、ナカハラクロキ(グルボー)、フクギ、ヤマモモ、オオハマボウ(ユウナ)などの天然の草木や泥染めによって染色され、織りは手投杼を用いて丹念に手織りで織り上げます。

久米島紬の独特の優しい風合いは草木で染めぬいているからこそで、自然の美しさが凝縮されているかのようです。

最後にきぬた打ちをすることによって体に着物が馴染みやすくなり、生地に独特の輝きが出てきます。

昭和52年に県の無形文化財として指定され、さらに平成16年には国の重要文化財として指定されました。

久米島紬には作る人の想いが込められ、紬糸の持つしなやかな風合いは着心地の良さと気品あるお召し物です。