三眠蚕(さんみんさん)

三眠蚕 (さんみんさん)は、どこまでもしなやかな風合と、透き通る輝きを持つ絹糸でつくりあげられた、特別な繭のたまもの。

糸の太さは一般的な絹糸の半分ほど。正倉院に所蔵されている絹織物と同じ位の繊細さです。

その細さゆえに、製織には高い技術が要求されますが、軽く、しなやかで滑らかな光沢を持つ最高級の帯が生み出されます。

普通の蚕は、孵化してから4回の脱皮を繰り返しますが、それに対して「三眠蚕」は3回で熟蚕となるため、繭が小さく、採れる糸も1.8~2デニールと細くなります。

そのため、多くの量を使って生糸にしますが、糸自体に節やムラが少なくなり、非常にしなやかで染料の染め上がりも良く、高品質な織物を織る事ができますが、その反面飼育に手間がかかる貴重な繭です。

その貴重な繭で繰り出した貴重な糸は軽さとしなやかさは他の追随を許さない貴重な糸です。