牛首紬(うしくびつむぎ)

石川県の白峰村で生産されている牛首紬(うしくびつむぎ)は、日本三大紬のなかで最も生産量が少ない織物です。

牛首紬は二匹の蚕が偶然作りだす玉繭を直接手で引き出して一本の糸にしていく「のべ引き」という工程によって味わいのある節、美しい艶、滑らかな手触りが生まれます。

玉繭から引き出した太くしっかりとした糸によって堅牢度が高くなり、別名「釘抜き紬」とも称されます。

複雑に絡み合った玉繭から一本の糸を作るには高度な熟練の技が要求され、それこそが牛首紬の独自性を守っているのです。

また、牛首紬の特徴は玉繭から手挽きする玉糸づくりと糸づくりから織りまでの合計20にもわたる工程を一貫作業で生産していることです。

職人の手の温もりをたっぷりと含んで、しなやかさとハリのある上質な地風が生まれます。

>夏牛首紬について