薬墨染(やくすみぞめ)

墨を裏から染める独特の技法を使用した薬墨染(やくすみぞめ)。

薬墨染めは、まず裏から墨や薬墨で着物地を染め、そのあとに地紋のデザインに沿って上から染め上げていきます。 そうすることによって、深みのある色合いや立体感や生まれます。

紀元前に生まれた墨は薬用としても隠れた不思議な力があり、古より金に匹敵すると言われ最高の天然炭素である墨を100%全面大量に用いることで絹の美しい光沢が生まれ、松煙粒子の墨の光に神秘な銀色を活かし堅牢度の高い作品が生まれました。

濃灰と灰の絶妙なハーモニーと、花弁や葉の一枚一枚を丁寧に配した独創性豊かな佇まいに圧倒されますね。