羽田登喜男(はたときお)

羽田登喜男 (はたときお)重要無形文化財「友禅」保持者(人間国宝)

京都の庭園や自然を愛し、花鳥風月に材を求め、特に鴛鴦の特徴的なデザインが人気を博しています。
羽田登喜男は明治44年金沢市に生まれ、南野耕月師に加賀友禅を学び、京都にて曲子光峰師に京友禅を学ばれました。
京友禅の世界に、加賀友禅を融合させた独自の境地を開き、京都府民を代表してダイアナ妃に送られた振袖、祇園祭蟷螂山の懸装品、内外での展覧会で活躍されました。

重要無形文化財「友禅」保持者(人間国宝)羽田登喜男は1911年に石川県金沢市で生まれます。
まず南野耕月師に入門し加賀友禅を、そして次に京都で曲子光峰師に入門し京友禅を学びます。
京都と加賀の二つの要素を融合させて生まれる羽田登喜男ならではの作風は見る者の心を捉えて離しません。
1984年に祇園祭の蟷螂山の胴掛け、1986年には初来日の英国ダイアナ妃に献上するための手描友禅本振袖を製作するなど、意欲的な姿勢を保ち続け、生涯に渡って輝かしい功績を残しています。

上質な生地が星のように輝き、水面をあらわす丁寧な蒔糊によって奥行が生まれています。
鴛鴦の独特のフォルム、京・加賀友禅を融合した美しい顔立ちや羽毛の繊細な表現力。
寄り添うように仲良く泳ぎ、優雅な佇まいをみせています。
凛とした鴛鴦の姿に目が惹きつけられ、今にも泳ぎだすのではと思うほどです。
自然の風景を愛でる、羽田登喜男の芸術的な感性が十二分に引きだされております。

【略歴】
明治44年(1911):1月14日金沢市生まれ。
大正14年(1925):金沢で友禅師南野耕月に入門。
昭和06年(1931):京都で曲子光峰に師事。
昭和12年(1937):京都で独立。日本伝統工芸展を中心に活躍。
昭和51年(1976):第23回日本伝統工芸展東京都教育委員会賞、藍綬褒章。
昭和53年(1978):京都府美術工芸功労者。
昭和57年(1982):勲四等瑞宝章。
昭和61年(1986):府民を代表して京都府より英国王室ダイアナ皇太子妃に贈られた京友禅振袖「瑞祥鶴浴文様」を制作。
昭和63年(1988):重要無形文化財保持者「人間国宝」の認定を受ける。

日本工芸会理事 日本伝統工芸審査員 日本染色展審査員 京都府美術工芸展審査員 京都市美術展審査員 横浜シルク博物館審査員 京都彩芸美術協同組合顧問など歴任。

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