初山一之助

初山一之助 無形文化財長板 藍染

長板中型(形)と呼ばれる伝統的な技法で作られた作品です。
長さ6.5m、幅46cmの長い板に生地を貼り付け型紙を置き、藍を染めない部分に糊を乗せて柄を表現していきます。
初山一之助氏は藍染め浴衣の白地部分を残すために欠かせない糊防染技法・糊付けの無形文化財長板中形技術保持者です。
一般の着物が表のみの染めに対し、浴衣は裏も表と同位置に白い部分は白く、藍染め部分は藍にする両面同柄染めにするのが江戸の粋とされます。
その為裏にも表と同位置に糊付けをしますが、長板にぴたっと貼るため複雑な柄には型紙が多くなり糊がはがれやすいので、最初につけた表面の糊がはがれない技術が要求されます。

こちらの作品は表裏ともに寸分の狂い物なく浮き上がる美しい菊花や蝶、露草、松皮菱、雲文様。深みを増す藍染とともに引き立ち、こだわりのある和姿を演出します。
そして着物通の期待に応える、高級感溢れる上質な浴衣です。