岩井香楠子(いわいかなこ)

岩井香楠子 (いわいかなこ) 型絵染作家

型絵染作家の岩井香楠子さんは日々「着た人を美しく、可愛くする」というモットーに基づいた作品作りをされています。
岩井香楠子さんはお父様が彫刻家で、幼い頃から芸術に親しむ環境に育ちました。
10代の頃より小倉遊亀に日本画を学び、その後人間国宝、鎌倉芳太郎氏に師事し「紅型」を学びます。
1984年に日本工芸正会員になり日本工芸会賞受賞をはじめ様々な賞を受賞されます。
岩井さんは天賦の才と確かな技術で、端正でいて伸びやかな型絵染に、効果的に絞りを配置することで独自の世界を確立されました。
確かな技術と女性らしいのびやかな感性が融合した独自の作風はファンも多く、岩井香楠子さんの作品はとても人気が高いです。

こちらの作品は塩瀬地に部分的に絽を通したものを格子状に配したモダンな地風です。
どっしりと濃い染料を茎から花びらの近くまで染め、繊細ながらも生命の力強さが込められたものとなっております。
露草は済んだ青色の花びらが特徴で、葉にちょこんと乗る朝露と一緒に涼感をもたらします。