児玉博(こだま ひろし)

児玉博 (こだま ひろし)伊勢型紙縞彫 人間国宝

昭和30年 重要無形文化財「伊勢型紙縞彫」保持者に認定された人間国宝・故:児玉博氏の希少な作品です。
長板中形の型紙制作には不可欠の技法の縞彫りにて、一寸幅に30本以上の縞筋を彫刻する神業のような技術で作られました。
小さな伊勢型を順におくりつつ、一反全てに均一に、まっすぐにムラ無く縞を染め上げることの難しさ、江戸小紋師の中でも「縞は別」といわれております。
縞小紋のみを彫刻し、縞彫の第一人者として注目された児玉博氏の作品は、正確無比の縞を一気に彫り上げる技術においては並ぶものはおらず、また、緻密な縞が光の影によって、まるで一本一本の線が生きているかのような表情を映し出します。

~児玉博(こだま ひろし)~
明治42年現鈴鹿市白子町生まれ。
大正11年、父房吉より型紙の彫刻技術を習う。
父の死に伴い、浅草の伊藤宗三郎方で修行。
故小宮康助氏と親交を深める。
昭和27年伊勢型紙が技術保存の指定を受け、無形文化財技術保持者に認定される。
昭和30年重要無形文化財技術保持者に認定される。