皆川月華(みながわげっか)

皆川月華 (みながわげっか)染色家

昭和時代の染色家、皆川月華氏。
安田翠仙(すいせん)に友禅の染色、都路華香(つじ-かこう)に日本画を学び、友禅に絵画的手法を応用した染彩で知られる染色工芸の巨匠です。
昭和の初めに帝国美術院展覧会に入選されて以来多岐に渡ってご活躍され、日本の染織の世界に大きな影響を与えながら様々な分野において数知れない足跡を残され、現在もなおその作品には多くのファンがいます。
染色工芸の草分けとして官展を中心に活躍し、日展評議員・理事を歴任します。 そして日本芸術院賞・京都市文化功労賞を受賞しました。
数々の受賞を重ねられ、戦争をはさむ激動の昭和時代において染織界の重鎮として長くご活躍されました。

淡く優しい色調で統一されていますが、時に激しい動きのさざ波が堂々とした存在感を発揮しています。
皆川月華の作品には他の作家にはみられない独特の力強さやパワーがあります。
筆使いが伝わってくる様な躍動感あふれる手描きの文様のほか、図案を強調したりするために、丁寧な刺繍が計算されて効果的に施されている、お家芸の様な技法も見逃せない魅力のひとつです。

皆川泰蔵について