中島秀吉(なかじま ひできち)

中島秀吉(なかじま ひできち)

中島秀吉 (なかじま ひできち)伊勢型紙道具彫 人間国宝

中島秀吉さんは1901年、当時の道具彫りの第一人者、豊田喜蔵さんに弟子入りし、後に鈴鹿市に居を定めて独立自営、道具彫の仕事に専念しました。
伊勢型の彫り師は、渋紙(和紙に柿渋を塗っていぶし、強度を高めたもの)に、柄をあてて、その通りに小刀を走らせます。
お柄にもよりますが、小紋などは、数ミリのズレも許されないまさに職人芸。
一つの作品に一ヶ月かかることなど珍しくなく、その間、彫師はただひたすら、机に向い仕事を行います。
特に中島秀吉は端正な型紙を制作する名手として有名でした。
そして1955年に伊勢型紙道具彫りの技術者で重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されました。

〈中島秀吉プロフィール〉
1883年 三重県鈴鹿市に生まれる
1908年 田村駒商店、伊藤万商店で八年間型彫に従事
1916年 鈴鹿市にて独立自営
1955年 重要無形文化財「伊勢型紙道具彫」の保持者に認定
1961年 黄綬褒章
1963年 伊勢型紙伝承者養成事業の講師に就任