中村勇二郎(なかむら ゆうじろう)

中村勇二郎 (なかむら ゆうじろう)伊勢型紙道具彫 人間国宝

重要無形文化財保持者「中村勇二郎」氏は昭和30年に伊勢型紙道具彫で人間国宝に認定されました。
手作りの彫刻刀は3000本を優に超えるほどあり、数多くの型紙をお作りになりました。

江戸小紋柄の古代菊小紋は昭和55年三重県植樹祭の折、鈴鹿市より皇后陛下に献上されました。

川端柄は人間国宝中村勇二郎の代表作と言える文様でございます。
この「川端柄」は、従前は、「龍田川」と言われていましたが、川端康成氏がノーベル文学賞を受けられ、記念の書籍にこの江戸小紋の柄を選んで表紙にしたということで川端柄と呼ばれています。
彫刻刀を88本も使って寸分の狂いもなく綿密かつ複雑に彫られており、日本最高の巨匠の技術力が随所から伺えます。

また、中村勇二郎氏の彫刻による伊勢型紙により染め上げられた「想い出百選」は、明治、大正、昭和と、伊勢型紙彫刻師として、その道ひと筋の人生を歩んだ師の世界を集大成したものです。
新しく迎えた平成の時代を記念する不世出の人間国宝名作集です。

中村喬について