大浦紫山(おおうらしざん)

大浦紫山 (おおうらしざん)江戸更紗

三代続く江戸更紗の家に生まれ、更紗を極めた大浦紫山さん。
現代の感覚に沿った素晴らしい作品を製作しており、とても人気が高いです。

こちらは野蚕糸を連想させる濃淡の変化が素敵な紬地に金泥を用いながら花絵皿を描いた上品な九寸帯です。
一つ一つの円に大小豊かな更紗をたっぷりとあしらい、エキゾチックな妖艶さと和の穏やかさが調和した珠玉のデザインです。
細部に至るまで大浦紫山の素晴らしい技巧が冴えわたり、見る者を芸術の世界へと誘います。

インドを発祥の地とし、世界中に広まった更紗は日本では江戸更紗に代表されるようにその土地のエッセンスを加えながら自由に発展してきました。
江戸更紗は最低でも30枚、 多くて300枚という膨大な数の型紙を使って細かい模様を多色に染めていく、型染め技術の粋を尽くしたものです。