将雪英(しょうせつえい)

将雪英 (しょうせつえい)中国人間国宝

中国工藝美術大師(人間国宝)将雪英氏の工房による刺繍の作品です。
将雪英は中国の刺繍に携わる技術者たちのトップに立ち、現在も後継者育成のため技術指導をしながら自らの創作もされています。

中国刺繍界の第一人者である将雪英は50年に渡り中国伝統の刺繍を守り、伝え続けています。
蘇州・相良刺繍をはじめとし、もっとも高度な技術を要するとされる両面刺繍など、数々の技法を駆使する中国全土でもただ一人の孤高の存在です。
遠くからでも刺繍のふくよかな立体感は伺え、他にはない存在感をみせています。

中国工藝美術大師
こちらの作品はハリのある絽地に勢い良く波打つ勇猛な波濤。 大小の水しぶきはまるで雪のようにも見え、盛夏の暑さを吹き飛ばしてくれますね。
相良刺繍であしらわれたものもあり、雪華を連想させる可愛らしさです。
純白の艶やかな刺繍糸には部分的に銀糸や黄緑・薄紫・水色を添えて、全体の構図に奥行きをもたらします。

刺繍のネコの柄
また、こちらは艶かな漆箔地にとても細い刺繍糸を用いて、黒猫の輪郭を描き出す猫好き必見の優美な作品です。
同じ方向を見つめるターコイズ色の瞳やピンと伸ばした髭は今にも動き出しそうですね。
帯地そのものの質感を猫の体毛として見事に表現し、そのシンプルさゆえに刺繍がより際立つものとなっています。
垂れ先からお太鼓にかけてと胴回りの腹前に足跡。そして片腹に猫の顔があしらわれています。
猫好き必見の心が弾む上質な仕上がりです。 実際にお持ちになると、コーディネートの幅がぐんと広がる特別な一本です。