高橋孝之たかはしたかゆき)

高橋孝之 (たかはしたかゆき)墨流し染め作家

流し染め作家・高橋孝之さんは同じく染め職人の父から受け継ぐ形で1974年に独立し、「染の高孝」を開きます。
日本発祥ともいわれる墨流し染め。
世界に2つとして同じものはなく、染め上がりは一つ一つ異なります。

高橋孝之さんはもともと手描き友禅染や一珍染の作家でしたが、20年ほど前に京都で墨流しに着目したことがきっかけで研究をされました。
墨流し染の工程は14メートルの水槽の水面に、色彩豊かな顔料を浮かべ波紋状の紋様を作ります。
その後、振動や加筆を繰り返し、竹串で渦状に描いていきます。このようにして、複雑で不可思議な紋様を作っていきます。
高橋孝之さんの作品には現代の街並みにもすっと馴染む変幻自在なお洒落さと、気品がございます。

【略歴】
1966年 戸塚工芸社入社 父恒治より引き染ぼかしと一珍染、兄更聖より江戸更紗を習得
1974年 独立 工房「染の高孝」を開く
1983年 染織作家グループ「新樹会」設立 副会長就任 以後年1回の作品展を開催。 これより本格的に作家活動に入る
1984年 ドイツ文化会館にてドイツ文化祭に出品 第9回 日本染織新人展覧会「青い光」意匠賞受賞
1985年 第10回 日本染織新人展覧会「秋の庭」技術賞受賞
1989年 第27回 日本染織作品展「竹林Ⅱ」技術賞受賞、「墨流し」佳作入選 第29回 伝統工芸新作展「群翔」入選
1990年 第28回 日本染織作品展「散策」日経奨励賞受賞
1991年 第30回 伝統工芸新作展墨流し小紋「流転」入選 第14回 日本染織作家展「彩流」奨励賞受賞「源流」佳作入選 ‘91染織道の探求「この人この作品」招待出品
1992年 第15回 日本染織作家展「連」京都新聞社賞受賞
1993年 第16回 日本染織作家展「それぞれの道」佳作入選
1996年 第19回 日本染織作家展「竹庭」名古屋三越賞受賞 第34回 染芸展「響き」三越賞受賞
1997年 東京都優秀技能章受賞
1999年 第37回 染芸展「木漏れ日」三越賞受賞 第22回 日本染織作家展「波動」セイコきもの文化財団賞受賞 軽井沢浅間プリンスホテルにて高橋孝之「古法で作る染と織」展開催
2000年 第38回 染芸展「稲穂」商工会議所会頭賞・高島屋受賞、「月影」商工会議所会頭賞・西武百貨展賞受賞 軽井沢浅間プリンスホテルにて第2回 高橋孝之「古法で作る染と織」展開催
2001年 第39回 染芸展「陽変紅葉」国際モード協会賞受賞 第24回 日本染織作家展「旅の思い出」京都新聞社賞受賞 新宿区地場産業25年表彰を受ける
2002年 東京都伝統工芸士に認定される 第40回 染芸展「袋田の滝」(社)東京産業貿易協会会長賞受賞
2003年 第41回 染芸展「ステンド」染芸展賞受賞
2004年 第42回 染芸展「作品B」東京都立産業技術研究所所長賞受賞
2005年 第43回 染芸展「風」国際モード協会賞受賞
2006年 第44回 染芸展田島比呂子賞受賞
2007年 東京都工芸染色協同組合 理事長就任
2008年 兄弟二人展を工房内ギャラリー『座』にて開催 国の伝統工芸士に認定される
2009年 第32回 日本染織作家展「望」京都市長賞受賞
2010年 第48回 染芸展「波」新宿区長賞・いち居賞受賞 「はるか」(財)日本きもの文化協会会長賞受賞 「梅」世界文化社きものサロン賞受賞
2012年 第50回 染芸展 コスモス賞・新宿区長賞・松屋賞・第50回記念人間国宝山田貢賞他多数受賞 第35回 日本染織作家展京都市長賞受賞
【現在】
国・東京都 伝統工芸士
東京都工芸染色協同組合 相談役
東京都伝統工芸士会 理事
東京手描き友禅伝統工芸士会 会長
社団法人 日本染織作家協会 正会員 理事
「染の高孝」 代表