和田光正 (わだ みつまさ)

和田光正 (わだ みつまさ)金彩友禅作家

紀元前に発見されたとされる金銀に、古代の人々は、その豪華で際立った輝きと、火で燃やし土に埋めても変質しない不変性に、単なる稀少価値以上の神秘なものを認めました。
桃山時代から江戸時代初期に制作された小袖や能装束など、金彩技法を駆使して創作された過去の名品を元に、独自の世界観を織物の上に繰り広げる金彩友禅作家の第一人者です。

京友禅の手描部門の伝統工芸士である和田光正氏は、京友禅と金彩技法を融合し、独自の感性で創作活動をしています。
世界各地で個展を開き、各界の著名人からも愛される現代の名工です。

金彩友禅を、「天職」と言い切る和田光正氏。
匠がその熟練の技を発揮して精緻に創り上げた情景。
宝石のように輝く金彩の美しさがイキイキとした表情を際立たせています。

<和田光正 略歴>
昭和15年5月 京都市に生まれる。
昭和37年1月 見習修業後、独立して工房を持つ。
昭和43年4月 第十三回京都彩芸服飾工芸作品発表会に於て、帯、彩芸賞。
昭和58年1月 「横綱千代の富士関」の金彩友禅化粧廻し創作。
昭和60年12月 伝統工芸士に認定される。
平成13年11月 京都府伝統産業優秀技術者『京の名工』として表彰される。
平成15年10月 京都手描友禅協同組合設立。顧問に就任、現在に至る。
平成15年11月 卓越技能者『現代の名工』として表彰される。

<和田光正 受賞歴>
昭和55年4月 第18回日本染織作品展 訪問着「春閑」『文部大臣奨励賞』受賞
昭和59年9月 第22回全国繊維試験場(所)試作及び協力作品展 訪問着『中小企業長官賞』受賞
昭和62年4月 第25回日本染織作品展 訪問着「風動」『日経技能賞』受賞
平成4年4月  第30回日本染織作品展 訪問着「誘想」『日経奨励賞』受賞  他、多数受賞