山鹿清華(やまが せいか)

山鹿清華 (やまが せいか)染織家

山鹿清華は1885年に生まれ、西田竹雪に織物の図案、河辺華挙に日本画、神坂雪佳に図案を学びました。
撚糸や染など様々な染織技法の研究を続け、独自の「手織錦」を考案し、立体的な表現を取り入れます。
他の誰にも真似することのできない山鹿清華ならではの豊かな創造性、芸術的な感性が認められ、1925年のパリ万国工芸博で「孔雀」がグランプを受賞します。
1951年には「無心壁掛」 によって芸術院賞を受賞し、1957年に芸術院会員に、1969年には文化功労者に選ばれました。
また、日本画や掛軸、京都の祇園祭の山鉾の装飾である水引や毛織錦の見送などの作品も数多く残し、現在も多くの人々に感銘を与えています。

日本画に軸をおきながら、西洋画の影響も柔軟に取り入れ、山鹿清華は異国情緒溢れる文様も巧みに表現します。
山鹿清鹿が本領を発揮した精緻な綴れ織の技術は大変見事で、ずっと眺めていたくなるほど美しいです。
幻想的な佇まいのなかに永遠の煌きを秘めた、まさに匠ならではの完成度といえます。