着物買取でがっかりしないために知っておきたい事前知識
今、着物買取サービスの需要は高まる一方、買取価格が安くてがっかりする人も増えています。
「100万円で購入した着物の買取価格が1万円以下だった…」
「値段を付けられないと言われて引き取ってもらうこともできなかった…」
こう思わないためには、なぜ多くの人が着物買取サービスを利用してがっかりするのか事前に知っておく必要があります。
この記事では着物買取サービスを利用してがっかりしないための事前知識をご紹介します。
着物買取でがっかりしてしまう理由
着物買取でがっかりしてしまう理由は大きく分けて2つあります。
1つは、買取価格への期待が高すぎることです。「100万円で購入した着物だし50万円以上で売れるだろう」と考える人もいますが、どんなに高級な着物であっても買取価格は購入額の10~20%ほどが相場です。着物の状態などが悪いと、その買取金額からさらに減額されて10%以下になることもあります。
以上のことから、買取業者が妥当な買取金額を提示したとしても、購入額とのギャップを感じ「安い」と感じてしまうのです。
2つ目は、買取業者がサイトに載せている買取実績に期待しすぎることです。買取実績に掲載している着物は、非常に状態が良く希少な着物であることが多いので、大半の方は買取実績のような買取価格になることはありません。買取実績には、買取業者が特に高く評価した着物だけが掲載されていることを理解しておきまししょう。
着物買取サービスを利用する際は、以上のことを踏まえておけば、買取価格でがっかりすることはありません。
着物買取でがっかりしないために覚えておきたいこと
- ・着物の買取価格は購入額の10~20%が相場
- ・状態などが悪いと買取価格が購入額の10%以下になることも珍しくない
- ・買取実績には、買取業者が特に高く評価した着物だけが掲載されている
着物の買取価格が安くなる理由
次は着物の買取価格が安くなる理由を5つ紹介します。
- ・状態が悪い
- ・色、柄が古い
- ・価値の低い素材が使われている
- ・サイズが小さい
- ・証紙や落款がない
状態が悪い
カビ・シミ・シワ・虫食い・ニオイなどがある着物は買取価格が下がります。
着物は経年劣化や保管状態によって状態が悪化するため、自分では状態が良いと思っていても、実際に査定してもらうと状態が悪いと判断されて買取価格が下げられることがよくあります。
着物買取サービスを利用する際は、ずっとタンスに保管していた着物でも経年劣化していないか確認、普段着の着物は表地だけでなく裏地も確認してみましょう。
色・柄が古い
着物もファッションと同様に流行の色・柄が存在します。10年以上前の着物は人気のない柄の着物も多く買取価格が下がりやすいため、親から譲り受けた着物などは安い傾向にあります。
買取価格を下げないためには、不要な着物は家に保管せずになるべく早く売ることをおすすめします。
価値の低い素材が使われている
着物は使われている素材によっても価値が大きく変わります。
正絹(シルク)で織られた着物は価値が高い一方、ポリエステルやウールで織られた着物は価値が低いため買取価格が下げられます。
また買取業者によっては、値段を付けるどころか無料で引き取ることも拒否される可能性があります。
サイズが小さい
日本人の平均身長は男女ともに年々上がり続けており、50年前と比べて男性は約7cm、女性は約5cm高くなっています。
よって昔の着物は今の人たちにはサイズが小さく着られない事が多いため、買取価格が下がってしまいます。
証紙や落款がない
着物にはブランドロゴやタグが付いていないため、着物の価値を証明するためには証紙や落款が必要不可欠です。
もし価値のある着物だったとしても証紙や落款がない場合は、本物だと証明することができないので買取価格が大幅に下がってしまいます。
まとめ
着物の買取価格は、基本的に購入時の20%以下になることを念頭において宅配買取サービスを利用するか検討しましょう。
それでも高額買取を希望するなら、手間はかかりますが自分でメルカリやヤフーオークションなどを使って売ることをおすすめします。
もし買取価格の高さよりも手軽に着物を売りたいのであれば、ぜひ着物10の宅配買取を利用してみてください。