この着物は絹？化繊？高価買取できる絹の着物の見分け方をご紹介！

良い着物といえば絹の着物、というイメージはありませんか？

絹の着物、特に正絹（絹100パーセント）の着物はとても価値があり、その他の素材の着物よりも高価買取されることが多いです。

しかし素材の証明書や、タグ付きの着物ならすぐに素材がわかりますが、古い着物だと手がかりがなく、なんの素材かわからないことが多いですよね。

本コラムでは「絹」の簡易的な見分け方をご紹介します。

※あくまで簡易的な方法となりますので、確実な判別を保証できるものではございません。参考までに御覧ください。

絹と化繊は燃やすことで判別できる！

一般的な絹のお着物は、生地を触るとつるつるしています。

しかし、「洗える着物」のような化学繊維でできたお着物も、同じようにつるつるしています。

どのようにこの2つを見分けるかと申しますと、なんと燃やすことで判別が可能なんです！

「燃やす」と言いましても、もちろんお着物全てを燃やすわけではございません（当たり前ですね＾＾；）。

お着物の剣先や衿先の裏側からほんの少しだけ裁縫用のハサミで生地を切り取り、ハサミでつかんだままライターで燃やしてみてください。

すると、絹か化繊であれば以下のような特徴が見られるはずです。

絹を燃やしたときの様子

焼けた後、黒く小さくまとまります。手ですり潰すと、パラパラと粉末状になります。

化繊を燃やしたときの様子

黒い煙を出しながら焼けた後、黒く小さくまとまります。手ですり潰そうとしても、固まっていて崩れません。

※ごく少量の生地でお試しください。
※他に燃えやすいものが無い場所で行い、火の取り扱いには十分にお気をつけください。

絹の着物は高価買取されることが多い

一般的に絹のお着物は、他の素材の着物と比べて高く買取してもらえることが多いです。もともとの販売価格を見ても、絹の着物は価格が高いことが多いですよね。

特に正絹の着物は格が高く、需要があります。

着物買取の業者は「需要があり、高く売れるもの」を高く買取します。そのため、絹の着物は高価買取されることが多いのです。

高価買取できる着物の特徴4つ

絹の着物についてご紹介してきました。

お次は、「素材が絹である」ということ以外に高価買取されやすい着物の特徴を4つご紹介します。

１．証紙付きの着物

着物を買取に出す際、伝統工芸品や有名織元のブランドが特定できる証紙（着物の素材や産地が書かれた証明書）がついていると、高値がつく決め手になります。

せっかくの逸品でも、証紙がなければブランドや産地を証明できず、証紙があるのとないのでは価格に大きな差が出てしまいます。

２．有名作家の着物や伝統工芸品

人間国宝や名だたる有名作家の着物は買取相場が高くなっています。ただし、年代や流行によって人気な作家や作品は異なります。

有名作家の着物をお持ちの方で買取を考えていらっしゃる方は、ぜひ一度、着物10にご相談ください。

高価買取できる人間国宝や有名作家の例は、以下のようなものがあります。

また、本場結城紬・久米島紬・本場加賀友禅などの高級呉服や伝統工芸品も買取相場が高く、高価買取になる場合が多いです。

ただし、証紙の有無により査定額が変化しますので、お気をつけください。

伝統工芸品や有名産地の例は以下の通りです。

３．10年以内に作られた着物

比較的最近（過去10年以内が目安）作られたお着物は、現在でも好まれる柄であることが多く、また状態も良いことが多いため、高く買取できる場合が多いです。

お召しになる機会が減ってしまったお着物は、ぜひ早めにお売りください。

４．サイズ感・保存状態が良い着物

お着物は時代によって好まれるサイズ感が違います。

現代で好まれるサイズ感（目安として身丈160cm以上、裄67cm以上、身幅63cm）だと、お値段をおつけできる可能性が高まります。

さらに、保存状態が良く、生地の傷みや変色、カビ汚れなどがない綺麗なお品は買取価格が上がる可能性が高まります。

着物が劣化してしまわないよう、日頃の保管方法にはお気をつけください。

絹の着物を売るなら「着物10」の宅配買取がおすすめ

ここまで、絹の着物と高く売れる着物の特徴についてご説明しました。

古い絹の着物やもう着ていない着物を売りたいときは、着物買取専門店「着物10」の宅配買取がおすすめです。

「着物10」ではプロの査定士が素材はもちろん、作家名・技法・年代など一つひとつ考慮しながら、商品の良さ・価値を見出し査定しています。

さらに、着物10は買取した着物を「NPO法人 きものを着る習慣をつくる協議会 きもの支援センター」をはじめ、就労支援施設や着物加工販売企業へ寄付しています。

こちらでは着物10の宅配買取をオススメする理由を3点お伝えしたいと思います。

１．箱に詰めて送るだけ！しかも、送料無料！

申込みから査定完了まで、手数料は完全無料です。無料で梱包キット（ダンボールなどの資材一式）をお送りしますので、着物を詰めて送るだけ。

お値段がついたお品物はすべて1点ごとの明細をお出しします。

２．分別する必要はありません！和装品ならすべて買取OK

着物のほか帯、和装小物など、まとめて査定が可能です。振袖や毛皮コート、婚礼品など、和装品はすべて買取対象。

３．値段がつかなかった着物も無料でお引き取り

残念ながらお品物に値段がつかなかった場合は、お客様のご了承をいただけましたら無料でお引き取りし、小物やハギレにリサイクルするなどの取り組みを行っています。

また生地をほどいて加工販売している企業への提供、障害者の雇用・就労支援を行う企業への寄付など、できる限り再利用を心がけています。

▼詳しくはこちら▼

まとめ

当店の査定員は感触で生地を判断しているため、お客様のお着物を燃やして確認することはございませんが、記事でご紹介した「燃やす」という判別方法は業界内では一般的なものです。

より詳しく多様な素材の判別法（燃え方）を紹介しているページもあるようなので、ご興味のある方は検索してみてはいかがでしょうか？

絹の着物を売りたいという方は、ぜひ着物10の宅配買取をご利用ください。

• 前の記事
  【写真付き】メルカリで着物を売る方法・梱包方法を紹介！どんな着物が高く売れる？
• 次の記事
  着物買取でがっかりしないために知っておきたい事前知識