【着物買取実績】 羽田登喜男氏の訪問着や河瀬満織物の袋帯などを買取

着物 京都 中心に多数買取させていただきました!

今週はとくに多かった作家物や有名な作品などご紹介させていただきます。
人間国宝、京都西陣などなど(〃∇〃)
一部ですが下記にお見せしたいとおもいます。
他にもたくさんの作品を査定させていただきました。ありがとうございます!

人間国宝 【 羽田登喜男 】 未仕立て品 京友禅 訪問着

羽田登喜男
重要無形文化財「友禅」保持者(人間国宝)羽田登喜男の素晴らしい作品です。

こちらは落ち着いた紫地に鴛鴦、菊が描かれたお品です。
メインの鴛鴦は豪華な金・銀彩がほどこされ、上品でゴージャスな仕上がりとなっております。
羽田登喜男本人による手描き友禅の作品は希少価値が大変高く、なかなか入手できない作品です。

【 紋屋井関 御寮織 】彫漆唐草 袋帯

紋屋井関 御寮織
1200年前の平安京の誕生以来、宮廷織物師たちによって育まれた西陣織。
その中でも特に「紋屋井関」の名で呼ばれていた井関家は西陣紋織り創始者を遠祖に持ち、室町時代の末期、御寮織物司として任命された六家のひとつです。
紋屋井関は西陣の頂点にたつ御寮織物司として最高の技術と意匠伝えています。

重厚な金引箔地に広がる花鳥の華麗な世界。
彫漆とは漆を何回も塗り重ねてその表面を彫り、美しい模様を作り出すものです。
牡丹唐草の開花を愉しむように鳳凰が温かな眼差しで見つめています。
細部に至るまで見事に計算された意匠構成と高度な技術の結晶によって生まれる正統派のひと品です。
古典の精神を受け継ぎながら、華やかな気品で見る者を圧倒し、心に響く存在感がございます。

【 河瀬満織物 】両面全通 リバーシブル 袋帯

河瀬満織物
両面全通
西陣の名門 河瀬満織物謹製の更紗が趣を変えて二通りに表現されたゴージャスなひと品です。
帯地は薄手で軽量に仕上げられておりますので、締めやすく長時間のご着用でもお楽しみいただけます。
持っていて良かったと安心していただける、素晴らしいクオリティーでございます。

【 西陣じゅらく 】帝王紫 七宝華文 袋帯

西陣じゅらく
黒地に純白の七宝華文が広がる、とても洗練された美しいデザインです。
白を引き立てるような淡いパステルトーンの色糸がそっと華やぎを添えて。
高級感溢れる佇まいを演出します。

【 山口弘躬染織 】網干松籟錦 袋帯

山口弘射染織
淡いベージュ地に黄金の笠松を重厚にあしらい、その上には網干や松葉を唐織で立体感豊かに綾なしています。
松籟とは松の枝葉に吹く風の様子の事で、風流で香りも良いことを、意味します。
その風流さを袋帯に表現しました。
また、裏地も無地でなく、千羽鶴文様をあしらった見えない所ににもこだわっている袋帯です。
変り結びなど裏地が見える帯結びにも最適です。

【 菱屋六右ヱ門 】風通御召 名物裂 着物

菱屋六右ヱ門
菱屋六右エ門の卓越した織り技の粋をあつめた製織技法「風通御召」の作品です。
風通御召とは「風通織」という特殊な二重組織で織った御召のことです。 つまり二重の経糸、緯糸を用いたもので表と裏の文様が反対の配色になります。
御召ならではのしなやかな風合いは、和の装いをさらに盛り上げてくれるものです。
裂取のなかには角倉金襴・菊いちご・跳ね兎・有栖川文など富貴な名物裂をたっぷりと綾なしています。

【 龍村美術織物 】経錦 獅噛文長斑錦 開き名古屋帯

獅噛文長斑錦
龍村では、1922年より正倉院御物裂の復元を委嘱されていましたが、1928年に一通りの成果をあげています。
この獅噛文長斑錦も、その一つに含まれます。 奈良時代の錦裂の仲でも文様系統を異にする錦で、獅子が口を開いた如くにみえるため獅噛の名称がつけられました。
この裂は三本の経糸・三重経で織り出されている経錦です。 獣の顔のような、不思議な獅子の顔に使われている色は三色になります。
しかし、四色に区分けされた縞模様の上に置かれた獅噛文を見ると、とても色鮮やかです。
それは四色縞との相乗効果により、多彩な色の模様として見せかけているためです。

【 龍村美術織物 】紅牙揆鏤尺 開き名古屋帯

紅牙揆鏤尺
こちらの作品は正倉院宝物の「紅牙揆鏤尺」の表裏の文様を情趣ある配色で経錦であらわしたものです。
「紅牙揆鏤尺」とは、儀式用の一尺物差しのことで、象牙を染め、表裏に鳥獣文や草花文を彫りあらわしたものです。
いにしえの“美”を現代に蘇らせた功績は計り知れないものがございます。